la receta
中南米の中で、パナマ料理とパラグアイ料理のレシピ紹介をします。ほとんどの材料は身近に手に入ります。同じ料理名でも、それぞれ家庭やお店で味は違います。ここで紹介するものは、現地の方々から教わった作り方ですが、何度も試作をしているうちに、少しつづ好みの味に変化しているかもしれません。
Ensalada de tomate エンサラダ デ トマテ(トマトサラダ)
Fruta piña フルータ ピニャ (パイナップル)
Cocido コシード (ローストマテ茶ドリンク)
パラグアイでは、グリーン色のマテ茶(ローストしていないもの)がよく飲まれています。最近、日本でもハーブティーの一つとして売られています。
コシードは、グリーンマテ茶と砂糖を合わせてローストし、お湯を加えます。
甘いほうじ茶に薬草を混ぜたような味で、牛乳を入れると甘いカフェオレに似た味になります。
朝食や軽食として食べる「キャッサバのチパ」にとてもよく合います。
Ensalada de poroto エンサラダ デ ポロト(豆サラダ)
中南米地域では、豆(ポロト)がよく使われます。豆の種類も多く、煮豆(塩味)にしてご飯のおかずにしたり、スープにしたり、また今回のようにサラダに使うなど、料理法もさまざまです。パラグアイのポロトは手に入らないので、あずきで代用しました。
Chipa Guazú チパ・グアスー(とうもろこしのチパ)
チパ・グアスーは、「大きなチパ」という意味です。 チパは、キャッサバ芋のでんぷん(キャッサバスターチ)またはコーンフラワーを原料として作ったパンやケーキの総称です。このチパ・グアスーは、チパの中では一番大きく(グアス―)、とうもろこし(コーンフラワーではなく「生」)を使います。味は、卵やチーズが入っているのでコクがあります。柔らかく、とうもろこしのグラタン、またはキッシュのイメージに近いでしょうか。宗教的な意味合いでは、キリスト教のイースターの直前の金曜日は「肉を食べない日」なので、パラグアイでは、チパ・グアスーを食べる習慣があります。
Chipa Almidón チパ アルミドン(キャッサバスターチのチパ)
チパは、キャッサバ芋のでんぷん(キャッサバスターチ)またはコーンフラワーを原料のパンやケーキのことです。材料や配合割合、形の違いなど、その種類は数多くあります。almidón は、「でんぷん」という意味で、ここではキャッサバのでんぷん(スターチ)のことを指します。ブラジルのポン・デ・ケージョもチパの一種です。 パラグアイのチパは、ポン・デ・ケージョより、写真のようにどっしりと重く、中はモチモチしています。アニスシードの甘い香りが漂います。