エネルギー:704kcal たんぱく質:23.5g 脂質:15.3g 炭水化物:116.2g
■栄養メモ
キャッサバの塊根からとれたデンプンを、部分的に糊化したものがタピオカです。キャッサバは、中南米に生息するトウダイグサ科の木で、イモノキ、タピオカノキ、マニホットノキ、マニオクなどと呼ばれます。ペルーでは約4千年前から、メキシコでは2千年前から栽培されていたといわれています。
キャッサバデンプンを乾燥する前に油を薄く敷いた金属板の上に置き、火の上で焦げないように攪拌します。この時に、でんぷんの一部が分解されてデキストリンができるため、粒子に粘り気が出てお互いにくっつきます。キャッサバデンプンは最終的に天日乾燥し、粉砕したものがタピオカです。直径1mm~5mmまであり、形状によりタピオカフレーク(タピオカを切片状に乾かしたもの)、タピオカパール(約3~5mm)、タピオカシード(約1~3mm)などがあります。
(参考文献)
農林水産省 国際農林水産業研究センター アジアの伝統食品-東南アジア地域を中心に- 財団法人 農林統計協会 1996
小島民雄 野菜基本大百科 集英社 1997
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